若者 (学生(未成年者を含む)) がターゲットの事例 |
以下のように、勧誘する目的(金銭負担がある事)等を告げずに、セミナーや説明会・サロンに誘い出します。 |
■「バイトがあるけどする?」「人を紹介するだけで○○万円になる。」 |
■「めっちゃ良い話あるんだよね。会って話そうよ。」 |
■「空いた時間にできる、金になるバイトがある。」 |
■「すごく儲かるバイトがあるんやけど。○○万円は軽く儲かる。」 |
■「すごく稼げる仕事があるよ。私はまだ始めたばかりだけど、○○○万円位稼いでる人もいる。稼いでいる人に教わって、教わった通りに頑張れば、稼げるようになる。」 |
■「今の月収に、プラス○○万円があったら良くない?」「興味あるなら、派遣のバイトみたいな簡単な登録だけでいいから、一度話しを聞きにおいでよ。」 |
■「独立開業に興味はない?将来のためにも、一度話しを聞いたほうが良い。就職活動をする時にも、きっと役に立つし。」 |
↓説明会等に出向くと、 |
以下のような、不実告知(ウソの説明)や、断定低判断の提供(必ず儲かるなどの説明)を行なって勧誘します。 |
■成功例を引き合いに、「今がビジネスチャンス」としきりに強調。人の持つ「欲」を刺激します。 |
■「誰でもできる仕事で確実に稼げて、皆、月に○○万円とか稼いでる。」
「もっと上は月何千万円も稼いでいる。」 |
■「○○さんは車を買った。」「○○はマンションを買った。」
「トップの方は何千万もいっているよ。」 |
■「オーナーの仕事は誰でも簡単にでき、かつ、容易に月に数十万円もの収入が得られる。」「ランクが上位のオーナーは、配当率が有利になるので、月に何千万円もの収入を得ている。」 |
■「オーナーになれば、特典として、有名なホテルや旅館を安く利用できたり、旅行に格安で行ける。」「オーナーの権利は永遠に続き、孫の代にまで引き継がれる。」 |
■「ランクが上に上がれば営業活動をしなくても家にいるだけで、月々○○万円入ってくるから、今より遊びに行ける。」 |
■「○○までに、ランクアップすると、ご褒美としてハワイに行ける。」「絶対楽しいよ。だから頑張ろうよ。」 |
■「収入は、人の紹介報酬だけじゃないから、人を直接紹介しなくても、権利収入、不労所得が入ってくる。」 |
■「新しくオーナーになる者を一人紹介すれば、○万円がもらえる。 |
その紹介者が、さらに新たなオーナーを紹介したら、○万円がもらえる。 |
次々とオーナーが増えて、それに応じて配当金が入る。 |
自分の下に12人のオーナーができると総代理店というタイトルに昇格、 |
さらに、39人のオーナーが下にできると統括代理店にランクアップして、 |
159人になるとエグゼクティブというタイトルになり、配当率も増大する。」 |
■「オーナーの勧誘は簡単にできる。」「お前だったら絶対にできる。」「1年後には、月○○万円位儲かるよ!」と、肩を何度も叩くなどして契約を促す。 |
■「未成年者も、大学生以上ならできる。書類には20歳と書けばいい。」 |
参考 |
商品は、健康・美容・エコロジー関連商品が多いですが、 |
組織への登録料・加盟金等という名目で、商品が介在しない、または介在しても一部だけであって、商品の流通よりも金銭の配当が主であると思われ、限りなくネズミ講(無限連鎖講)に近いケースもあります。 |
参加者を「オーナー」「代理店」「メンバー」「エージェント」と呼んだりします。 |
特定利益を「ボーナス」「権利収入」「流通差益」などと呼んだりします。 |
金銭的負担 (特定負担) の説明は、後出しでの説明となります。 |
■「オーナーの加盟料は一口○○万円だけど、俺たちが稼がしてやる。」 |
■「周りが最大限サポートするし、○○万円なんてすぐに返せる。」 |
■「簡単にボーナスが得られ、すぐに元は取れる。必ず面倒を見るから大丈夫。」 |
■「今支払っておけば、稼げるから、大学を卒業する時点で、金銭面で余裕を持っていられるからオーナーをやるべきだ。」 |
■「ローソンの権利金は何億円もするけど、このオーナーは、一口、たったの○○万円で、沢山の特典が付いている。」 |
■「誰でもできる仕事で確実に稼げて、○○万円なんかすぐ返せる。ここにいる人らは、みんな月に○○万円とか稼いでるし、もっと上は月何千万も稼いでる。」 |
■「早く稼ごうと思ったら、オーナー契約は複数口契約することが可能で、口数を増やせば募集料は倍になるし、ホントにすぐ稼げる。」 |
■「年末には第一次オーナー募集を締め切ることになっていて、チャンスは今しかない。このチャンスを逃したら一生後悔する。」 |
■「ここで勝ち組になるか負け組になるか、わかるよね。」
「別にやめても良いけど、明らかに得な話だよ。」 |
↓そして、お金が無い事を理由に断ると、 |
特定負担に見合う額を支払えない者に対しては、組織的に消費者金融を紹介して、金銭を借りさせて契約代金を支払わせることが多い。 |
■「最初から○○万円を用意する必要はない。」「あっという間に借金は返せる。だから消費者金融でも心配はない。」 |
■「なかったら借りてやってる人が多いよ。」「借りることは全然恥ずかしいことじゃないし、みんなやってるから。」 |
■「月に返すのが1万ちょいぐらいだから、一人入れるだけで、3か月分の返すお金ができる。その後はどんどん返せるし、二人入ったらプラスになるんだよ。」 |
■学生には、消費者金融からの借入方法も指導します。 |
■「みんなが使っている学生ローンを紹介するから大丈夫。」 |
■「みんな消費者金融とかで借りてるから、お金の心配はいらない。」 |
■「学生とは書かないで。バイト先に電話がいくけど、名前を言うだけだから大丈夫。」「お金を借りる理由は、生活に困ったと書くと、返すあてがないと思われるから、旅行と書いて。学生っていうのは絶対伏せて。」 |
■「簡単に返せるから、心配しなくてもいい。自分たちも手伝う。」 |
■「返済を終えるのに早くて1週間、遅くても3ヶ月以内。」 |
■「一緒に頑張れば、みんな協力してくれるし、勿論俺もする。」 |
■「この仕事は仕事してる感じが無くて、気づいたら稼いでるっていう感じ。」 |
■「仕事のマニュアルもあるから、その通りにやってれば絶対稼げるよ」 |
↓そして、契約する際、 |
■「親には絶対に言わないように」とか、
「この事業に参加することを人に言ってはいけない。」
「友人にも他言するな。」などと、口止めをします。 |
■「親にバレないように。」と言って、概要書面も契約書の控えも交付せず、さらに、商品も紹介者のもとへ配達させるようにしている事もあります。 |
↓契約後、活動するも、 |
■入会後、マニュアル講座やセミナーへ度々参加して、それに従って友人を誘い、勧誘者とともに勧誘を行った。しかし、結局は一人も勧誘することができなかった。 |
↓話が違うと思い、 |
紹介者にクーリングオフをしたいと申し出たところ、 |
■「俺を信じていないのか?」「あきらめなければ必ず儲かる。」「結果を出すためにも、もっと頑張らないと。」などと、再度説得された。 |
■契約書や商品を紹介者に預かってもらっていたので、契約書や商品を引き渡すよう頼んだが、断られてしまった。 |
■「クーリング・オフ通知を送ったが、「○月末までに返金」との返信で、再度返金するよう書面を送ったが、埒が明かない。 |
■「契約解除(クーリングオフ)に関する事項」の欄に、『一部使用したり、消費した場合はクーリングオフは出来なくなりますのでご注意下さい。』などと、クーリング・オフに関して虚偽の内容が記載されていることもあります。 |