ターゲットは30〜40歳代の比較的安定収入のあるサラリーマン・公務員(役所職員、医師、学校職員、警察官、自衛官・・・)などが多いです。地域は日本全国限定はありません。 |
遠方にも関わらず、「付近による予定がある」と称して新幹線・飛行機でも飛んできます。業者の多くは、東京都内の業者です。 |
まず、職場に電話をかけてくるのが通常ですが、知人・上司・同僚の紹介、名刺交換・SNSを利用して呼び出す場合もあります。 |
最近では、直接自宅を訪問してくるマンションの訪問販売・押し売りのケースや、珍しいところですと、マンションのキャッチセールスの場合もあります。 |
最初は、会社名をはっきりと名乗らず、「名刺交換がてらに一度会いたい。」などと、穏やかな口調です。それに対し、「時間が合えば・・。」とか、「考えておきます。」などと、遠まわしに、かつ、曖昧に断るのが通常です。 |
しかし、電話は執拗にかかってきます。
「この前は、会っていただけるというお返事でしたよね?」
「担当が今、そちらの方を回っているので、話だけでも聞いて欲しい」
などと、何とか呼び出そうとします。 |
それに対し、何とか理由をつけて断ろうとしても、又は、電話を切ってしまっても、しつこく電話をかけてきて、 |
「話も聞かずに、断るのは失礼じゃないですか?」
「こちらは、誠実に対応しているのに、
一方的に電話を切るとは、どういうことですか?」
「子供じゃぁないんですから、大人の話をしましょう。」 |
などと、脅かしめいたことを言った上で、 |
次に、手の平を返したように、なだめる口調で、
「断るのであれば、一度、話を聞いてからにしてください。」
などと言われ、その言葉を真に受けて、止むを得ず、
会って断るしかないと思い、呼び出しに乗ってしまうわけです。 |
そして、担当者と待ち合わせ、飲食店などに移動し、延々と説明を聞く事になります。 |
説明では、地価の動きから、金利の上昇、マンション経営のシュミレーション、家賃保証、節税効果、年金の不安、老後の家賃収入(私的年金)など延々と長時間に渡って、時には翌日の朝までに至る事もあります。 |
頃合をみて、理由をつけて断ろうとすると、 |
「はじめから断るつもりだったんですか?」「冷やかしか?」
「時間と費用をかけて、あなたのためにここまで来ているんです。」
「責任をとれるんですか?」「これは営業妨害だ!」 |
などと、威迫してきます。 |
これに困惑し、「妻にも相談したい。」「今すぐには決められない。」と断っても、 |
「何が問題なのか?」「リスクは何もない。」「奥さんに言っても反対されるだけだ。」「奥さんには判らないように手続を進めます。あとで利益が出てから話をすればいい。」 |
などと、考える時間を与えようとしません。 |
また、「物件を押えるため」「仮契約」「ローン審査に必要」「いつでも止められる」などと称して、安心をさせ、(本)契約書にサインをさせてしまうケースもあります。 |
断る理由も尽きて、長時間に渡る勧誘に判断能力も低下し、その場から開放されたい一心で、書類にサインしてしまう事が殆どです。 |
契約をさせる際には |
「物件を見て決めましょう。」
「会社が近くなので、見て行ってください、そのほうが安心でしょう?」 |
などと言い、クーリングオフ制度の適用のない、モデルルームや営業所に連れ込むこともあります。その後、手附金の支払のために、ATMや銀行までついてくるというケースもあります。 |
更に、融資を満額受ける為に、取引価格を水増ししたり、預金残高(通帳)を変造したり、中には勝手に本人に成りすまし、税務署で年収を実際より高額にする虚偽の修正申告をしてローン申請をさせるケースもあります。(後に、税務署から追徴課税の督促が来ます) |
しかし、その後、冷静に考えた結果、やはり止めたいと思い、担当者に電話をしたところ、 |
・「契約書にも書いてあるように、解約するには、違約金20%がかかる。」と言われた。 |
・「では、解約手続をしますので。」と、再度呼び出されたところ、これまでと同じ説明を延々と繰り返し、何を言って断っても聞き入れてもらえず、『二度と解約しません』という書類にサインをさせられ、再契約をさせられた。 |