以下のように高額な学習教材の販売であることを秘して訪問してきます。 |
■電話で、「お子さんの勉強のことで困っていませんか?」「その子に応じたカリキュラムにより勉強を進めていきます。」「まずは、家庭教師の体験学習を受けてみませんか。」と勧められ、後日、担当者が訪問してきた。 |
■電話で、「○○大学の学生で集まって家庭教師をしています。」「学生による自主運営サークルです。」「とりあえず、無料で教師を何度でも派遣する『体験コース』を試してみてから決めてみてはどうでしょう?お子さんと合わなければ何度でも、教師を変えられますし‥。」と家庭教師の体験利用を勧められ、後日、担当者が訪問してきた。 |
■家庭教師のDMや広告を見て、電話をかけたところ、「無料体験を受けていただいてから家庭教師を派遣するシステムになっていますので、まず、学習アドバイザーが伺います。」と称して、担当者が訪問してきた。 |
↓後日、担当者が訪問してきた。 |
「学校で使用する教科書は、お子さんが家庭で1人で学習するのは向かないものです。」 |
「しかし、当会が推奨する特別な教材を使って、家庭教師が個別指導を行えば、勉強がよくわかるようになります。」「家庭教師の先生が派遣された時には、必ずこの教材を使って指導します。」 |
「他社の家庭教師料は高額で、教材もウチより20万以上は高い。それで他社をやめてウチの教材を使っている人もいます。」「カリキュラムは大変すばらしいシステムで、志望校にも絶対受かります。」 |
「専用の学習教材を購入する事を条件として、家庭教師を依頼する事ができます。」「お子さんの受験については、自分が全責任をもって希望通りにします。」 |
「絶対いいい人を紹介します。気に入らなければ交代も出来ます」「万が一先生が決まらなかった時は、テキストはいつでも解約できます。」 |
話を聞くと、月○万円の支払いの内訳は、○万円が家庭教師への支払いで、残りは教材のクレジット代金だった。 |
その時になって初めて、○万円というのが、家庭教師の指導代だけではなく、教材代金を含むことを知った。しかも、教材は総額が約○○万円もする高額なものだった。 |
しかし、「教材は3年間の契約ですが、もし途中で家庭教師派遣をやめた場合は、教材の使っていない分は返品できます。」と言われ、申し込むことにした。 |
申し込みをする前に、家庭教師候補のプロフィールを希望したが、「個人情報にも関わりますし、申し込みしてからでないと、情報提供は出来ません。」と言われたため、とりあえず申し込むことにした。 |
「コースは、1回90分、週1回にしておきましょう。あとからいくらでも変えられますし、いつでもやめられます。とりあえず、お名前等をこの書面にご記入してください。」 |
「この書面は、仮契約書のようなものです。」と言われ、署名した。 |
↓その後 |
■契約日から8日間経過後、業者側から「家庭教師を派遣できます」との連絡があったが、「解約したいから、派遣しなくていいです。」と断ろうとしたところ、 |
「教材の解約はもうできませんよ。もうクーリング・オフ期間が過ぎてます。」と言われた。 |
「○○さんから、『いつでも解約はできる』と言われてます。」と言うと、「○○は解約できると言った覚えがないと言っています。」「いずれにしても契約を一回なさったものは、クーリング・オフ期間が過ぎているので教材は解約できないんですよね。」はっきりと断られた。 |
■派遣されてきた家庭教師が「こんな教材は使えない、○○万もするものではない。○千円くらいのもの。この問題集が無くても学校の教科書で指導ができますよ。」と言われ、解約を申し出たら、「奥さんも子供では無いのだから、今更そんなことを言われても困りますね。」「今回の契約は、申し込みの内容を見てもらってもわかるように、役務の提供には無しに丸が付けてあるでしょう!!」「家庭教師をやめても購入した教材は別契約なので解約できない。」と告げられた。 |
■電話で契約の解除を伝えると、「家庭教師を開始してからではないと、解約できない。」と言われた。しかし、その後、派遣されてきた家庭教師は、質問をしてもろくに答えられず、家庭教師の質に疑問を感じた。 |
勧誘の際は「家庭教師は全員プロで学生のアルバイトはいない。」とのことだっだが、実際に派遣されてきたのは、○○大の生徒であり、プロではなかった。 |
事前の説明と異なるので、再度、解約を申し出たところ、「教材は返品できません。一度買ったものは返品できないでしょう?車を買ったけど気に入らないからと言って返品できないのと同じですよ。」「家庭教師はいつでもやめられるし、別の人に替えるのも無料でできますが、教材はやめられませんから。」と言われた。 |
■家庭教師が無断で休んだので事業者に問い合わせると、「こんなことはよくあることです。」「家庭教師だって、病気くらいしますよ。」と不誠実な回答しか得られず、熱意、責任、誠意など、全く感じることができなかった。 |
そこで、事業者に電話で解約したいと伝えたところ、「教材は推奨商品である。解約は100パーセント応じない。」と言われた。 |
問題点 |
高額な教材の抱き合わせ販売は、主たる目的は家庭教師派遣契約ではなく、高額な教材の販売です。即ち、「家庭教師」を口実として利用し、「家庭教師の指導に必要」と称して、何年分もの教材を契約させるわけです。 |
教材の販売が主眼に置かれているため、家庭教師派遣契約は、月謝制など、比較的解約しやすいケースが多いものの、学習教材については、残存価値が厳しく評価され、中途解 |