まず、電話でアポイントをとります。 |
「今、キャンペーン中で3ヶ所1000円で掃除します。」 |
「掃除を頼んだからといって、セールスはしません。お試し下さい。」 |
「重曹を使って掃除ができる水をプレゼントします。」 |
「国際特許を取った洗剤の試供品を配っているので訪問したい。」 |
なとど言って、販売目的を告げずに、訪問してきます。 |
担当者が訪問し、洗浄水で掃除をした後に、市販洗剤の危険性を説く |
「洗濯洗剤・シャンプー・リンス・歯磨き粉など、普通の生活の中で使っている洗剤全部が、環境に悪いし、人体にも悪い影響を与えるんですよ。」と言って、 |
マウス実験の写真を目の前に見せ、「食器洗剤を直接かけると、マウスは数時間で死ぬんですよ。」 |
腸が飛び出た胎児の写真や、○○大学の教授が書いた合成洗剤の危険性についての切り抜きなどを見せ、「市販の合成洗剤は危険です。」と説明します。 |
次に、茶封筒を2つ出して、中に水を入れます。 |
片方には普段使っている台所洗剤を入れ、
もう片方の封筒には電解水を入れたところ、 |
合成洗剤入りの茶封筒は紙が濡れだしたにも関わらず、
電解水側は何も変化がないのを見せて、 |
「茶封筒の内側には防水用に少量の油が塗ってあって、例えるなら、人間の皮膚の状態そのものなんですよ。」「こんな感じで、合成洗剤の危険な溶剤が、じわじわと体の中に浸透して行くんですよ。」 |
「それがしまいに、女性は子宮に溜まっていくんです。出産時の羊水が、洗剤の臭いがする人や、泡の立つ人がいるんです。」 |
「男性の場合は肝臓に溜まり、市販の洗剤を使い続けると、アレルギーや、ハゲ、ガンの原因にもなるんです。」 |
などと、ウソを交えて、市販洗剤の危険性を説明します。 |
↓次に電解水の安全性をアピールします |
「でも電解水は、重曹と水だから安心です。」 |
「入浴剤として使用できるし、体にとても良いんです。」 |
「アトピーの子供が電解洗浄水を使用していたらすぐに良くなった。」 |
「殺菌効果もあるので、部屋干ししても嫌な臭いがしない。」 |
などと、安全性を過剰に強調します。 |
↓さらにメリットを過剰に強調します |
「重曹と水だけではダメなんですよ。」 |
「この電解洗浄水生成器で電気分解することで、キレイになるし、油汚れもキレイになるんです。」 |
「電解洗浄水で1度掃除すれば、3ヶ月近く汚れを寄せ付けないので、水拭きだけできれいになる。」 |
「歯も真っ白になる。」 |
「掃除や洗濯や食器洗いが楽になる。」 |
「洗濯は柔軟剤を使用する必要が無い。」 |
「殺菌効果があるので、部屋干し特有の臭いがしない。」 |
「油汚れの食器もきれいになる。」 |
「風呂に入れると肌がツルツルして乾燥が防げ、しっとりする。」 |
「浴槽にアカがつきにくくなり、掃除が楽になる。」 |
「水道の蛇口などは、普通の洗剤を使っても水を弾かないが電解水は弾く。」 |
「マイナスイオンで洗浄力も強力。排水口、配水管も自然にきれいになる。」 |
「食器洗い、洗濯、入浴剤、風呂釜洗浄、歯磨き、洗髪など、何にでも使えるから、洗剤は買わなくて済むようになります。」「その分、節約になります。」 |
などと、商品の効能・効果を説きます。 |
↓ひと通り説明が終わると、 |
「電解洗浄液は、ホームセンターで5百円〜千円で売っています。」 |
「しかし、今なら、月に数千円で使いたい放題になる方法がある。」 |
「毎日、電解洗浄液を届けるのは大変なので、電解洗浄水生成器をお客さんにレンタルして、毎日自宅で作ってもらう方法があります。」 |
「好きな時に必要なだけ電解洗浄液を作れます。」 |
「他の洗剤は要らなくなるので、むしろ節約になります。」 |
「5年経ったら、一生タダになる。」 |
*クレジットを組んで商品を購入するわけですから、クレジットの支払いを完済すれば、タダになるのは当然です。 |
などと、購入を勧められます。 |
「値段も高いので、今日は決められない。」と、断ると、 |
「男の人には、家事のこと、掃除のことはわからない。」 |
「女性の手荒れの事なんて、考えてもいないし、言っても値段だけのことしか考えない。」「値段だけで判断されて、絶対に反対される。」 |
「今はキャンペーン中だから安いけど、本来は○○万円程するものです。今日でないと、この価格にはならないですよ。」「欲しければ今すぐに決めなければダメ。」 |
「用紙に名前などを書いてもらうだけなので2・3分で終わります。」 |
などと、引き下がろうとしない。 |
正直、迷っていたので、「使ってみて説明と違っていた場合は返品していいの?」と訊ねてみるると、 |
「いいですよ。」とのことだった。その後も迷ったが、結局、契約することにした。 |
*クーリングオフ期間が過ぎてしまえば、無条件解除はできません。 |
↓その後、商品を使ってみたところ、 |
食器の汚れが思ったほど落ちなかった。 |
油汚れやプラスチックは、中性洗剤で洗わないと汚れが落ちないので、説明と違うと思い、電話でクーリングオフを申し出た。すると、 |
↓再度、担当者が訪問してきた |
担当者が急遽、駆けつけてきて、「電解洗浄液の使用方法を、まだ理解できていないようですね。」「納得いくまで使い方を説明します。」と言いだした。 |
「食器はお湯で時間をかけて洗わないとだめなんです。」 |
「プラスチックは落ちにくいんですよ。」 |
「落ちにくい汚れは、お湯に電解水を入れて、しばらくつけ置きをしてください。」 |
「油汚れは、直接スプレーで吹き付けて、しばらく置いてください。」 |
「効果は、1週間程度使っただけでは分からない。」 |
なとと、「使い方が悪い」「継続して使用するように」言われた。そうこうしているうちに、8日間のクーリングオフ期間は過ぎてしまった。 |
↓その後、1ヶ月ほど商品を使ってみても、 |
歯はヤニのように茶色くなった。 |
洗濯物の汚れもあまり落ちず、柔軟剤がないとゴワつく。 |
部屋干し特有の臭いは消えない。 |
風呂・浴槽は、こすってもザラつきが取れず返って掃除が大変になった。 |
風呂に入れて使用した所、以前より乾燥し、肌荒れ・湿疹ができた。 |
排水口、配水管も、以前よりも黒くなり、逆に配管掃除が必要になった。 |
結局、通常の洗剤を使用せざるを得ず、洗剤の節約どころか、40万円という、全く無駄な出費となった。勧誘の際の説明とは全く異なった。 |
↓そこで、返品を申し出たところ、 |
「今までそういったクレームは1件も無い。」 |
「法律上、何の問題も無いので、返品は出来ない。」 |
「クーリングオフの期間が過ぎたので、返品は無理です。」 |
との一点張りで、返品に応じる事はなかった。 |